コラム
2026年07月15日
処女膜強靭症の正しい診断
処女膜強靭症のカウンセリングで時々あるのが、
性交渉ができないので婦人科で診てもらったけど、「あなたの頑張りが足りないだけで、膣は問題ないです」と言われてしまって、どうしたらいいかわからない![]()
という相談です。
婦人科の先生もいろんな方がいらっしゃるのでひとくくりにはできないのですが、
それでも処女膜についての知識が無い先生がとても多いなというのが、長年専門で治療してきた私の印象です。
そもそも婦人科は、子宮や卵巣といった腹腔内の病気を扱うことがメインで、膣については感染症などの治療はするものの、性交痛についてはあまり親身になってくれないことが多いのです。
婦人科の診察時によく使われるエコーの機械が入れば問題ない、と判断してしまうくらいです。(エコーの機械はすごく細いのに
)
なので、性交痛の相談をしても
・処女膜が硬くて広がらない → 本人の我慢が足りないということで、抗不安薬や麻酔ゼリーを処方
・更年期になってからの性交痛 → ホルモンの膣剤や潤滑ジェルの処方
だいたいはこんな感じで終わってしまいます。
性交痛については、婦人科はそもそも専門外と言っていいのかもしれませんね。
でも、中にはちゃんと診断できる先生もいらっしゃって、そういった先生からは「うちでは治療できないけれど、こういった治療を専門でしているクリニックがあるのでそこで診てもらうといいですよ」
と言われて、当院に紹介で来られることも増えてきました![]()
ただ、先日ちょっと残念な出来事がありまして
当院で処女膜の手術が必要と診断した方が、その後に婦人科で異常ないから手術は不要と言われ、診断が違うではないのかとのご連絡をうけました。
その方は処女膜が硬いだけでなく形状も特殊であったので私自身もはっきりと覚えており、どう考えても婦人科での診断が間違っているのです(断言できます)。
逆にこの形状で異常がないと言えるのは、どんな診察しているのか私が知りたいくらいでした。
まあ、信じてもらえなかった私が悪いのですよね。この治療を15年してきた私としては、ちょっと悲しいですけれどね![]()
皆さんにこれだけはお伝えしておきたいのですが、当院では必要のない手術は絶対にしません![]()
性交痛の相談に来られる方は、ご自身の処女膜に問題があって手術が必要なのだと思い込んで来られることが少なくないのですが、診察すると問題が処女膜ではない場合もあり、そういった方には手術は一切すすめておりません(処女膜に異常がないので当然なのですが)。
手術は必要ないですよと言うと、ほっとされる方が大半ですが、なぜかがっかりされる方もたまにおられて、でもそれでも必要ない場合は手術はしません(手術以外の方法でご案内します)。
処女膜は存在自体が悪いのではなく、あくまでもツッパリがあるので痛いのです。以前にブログでお話したこともありますが、処女膜強靭症の手術の目的は、処女膜を切除することではなく、処女膜のツッパリを解除するのが目的です。
他院で手術が必要と言われた方が、当院の診断では手術の必要がないとなった方もたくさんいらっしゃいます。(これはまた婦人科とは逆の意味で問題なのですよね
)
そんなわけで、処女膜強靭症の診断は、医師によって結果がバラバラになる可能性があります![]()
手術するには安くないお金もかかりますし、とはいえ妊娠をご希望されてる方にとっては、時間が限られておりますし。
ご自分が納得できるまで医師をはしごするのもいいですが、でもその場合はできるだけ一般の婦人科ではなく、専門で治療をしているところに相談するようにしてくださいね![]()
