コラム
2016年04月11日
諦めたくない!30代~40代のデリケートゾーンの悩みとは
30代から40代の女性は10代20代の頃と比べて体力が続かなくなった、疲れがたまりやすくなったと体の衰えを感じ始める年代でもあります。
気持ちはいつまでも若々しく保っていたいですが、体は正直ですよね。特に出産を経験した女性はそれまでとは比較にならないほど体に負担がかかっています。そこで今回は30代から40代の女性に起こりやすいデリケートゾーンの悩みについてご紹介します。
性交時の音や感度の悪さも原因は膣のゆるみだった?
出産を経験した女性に最も多い悩みと言えば「膣のゆるみ」が挙げられます。
思うように力が入らなくなったり、SEXの際にパートナーに指摘されたりして悩んでいる女性も多いのではないでしょうか。この膣のゆるみは出産時に膣壁と膣周りの筋肉が引き伸ばされ、中には断裂してしまうことによって引き起こされます。膣の内部が広がり、締める力が低下してしまうため、入浴やプールの際に膣内に水が入ったり、空気が入ったりして様々な不快な症状を引き起こす原因となります。
産後にSEXの快感を得られなくなり悩んでいる人も多くいます。
また、加齢でコラーゲンが減少して顔がたるむのと同時に、膣もゆるみます。出産をしていなくても膣のゆるみや不感症は、女性なら誰にでも起こりうる症状なのです。
この症状を改善する方法としては、膣縮小術で緩んだ膣壁を切除し引き締める方法や、ウルトラヴェラ(超音波治療)やビビーブ(高周波治療)といった機械で膣壁のコラーゲンを増殖し、膣内の若返りを促すという方法、フィラーを注入して膣内をせまくする方法が効果的です。
座ると痛い、自転車に乗れない、実は多い小陰唇肥大の症状とは?
自転車に乗る時に股が擦れて痛い、ズボンをはいていると股が擦れて痛い、という症状があるならそれは小陰唇肥大が原因かもしれません。
小陰唇とは膣の左右にあるヒダのことですが、打撲後のダメージや洋服の刺激、思春期の成長の過程など様々な理由により肥大してしまうことがあります。通常は前から見ると膣を守るようにぴったりと閉じて見えない状態ですが、この時大きくはみ出しているようなら小陰唇が肥大している可能性があります。左右とも肥大している場合もあれば片方だけ肥大する場合もあり、人によって大きさや形も様々です。
生理の時のナプキンの刺激や、自転車を乗る時の痛みなど不快感や痛みが強く出る場合もあり、人に相談出来ずに悩んでいる人も多い症状ですが、小陰唇縮小術で治療することが可能です。手術前のカウンセリングで希望の大きさや形を相談することができ、手術時間も左右で1時間程度と短時間で済みます。原因部分を切除してしまうため黒ずみが気になる人にも非常に効果的です。
◆小陰唇肥大の診療科目ページ
小陰唇縮小・整形手術
→症状についてはこちら 小陰唇肥大(ヒダが大きい)
痛みがあって楽しめない…性交痛(セックス時の痛み)の原因とは?
SEXの時に感じる性交痛は経験の浅い若い女性だけの悩みととらえがちですが、実は幅広い年代で悩まされている症状です。
原因としては生まれつき処女膜が厚くつっぱりの強い体質の「処女膜強靭症」のほかに「更年期」「小陰唇肥大」が原因になることもあります。処女膜強靭症の場合はつっぱりの原因となっている処女膜を切開する処女膜切開術、更年期で潤い不足に陥っている場合には膣の若返りを促すエッジワン、小陰唇肥大が原因の場合には小陰唇縮小手術が有効です。なかなか人には相談出来ない体の悩みだからこそ、専門医に一度相談してみて下さいね。